歴史
因尾茶(いんびちゃ)の歴史は、江戸時代中期に毛利藩主が長崎から茶の種を持ち帰り、農民に植えさせたことに始まります。因尾地域の気候や風土が茶栽培に適していたことが要因とされています。
因尾茶は、摘んだ葉が発酵しないように直火の釜で炒る「釜炒り製法」で生産されます。佐伯市をはじめ九州の限られた地域にしか残っていない製法で、生産量は日本茶全体の1%未満とも言われています。
因尾茶は、その色美しく、香り高いことから、水出し茶としてご賞味いただけます。
佐伯市のふるさと納税の「お礼品」としても人気があります。
釜炒り茶
茶葉を釜で炒って作る釜炒り茶は、通常の煎茶にはない独特の香りや風味を楽しめるお茶です。全国茶生産団体連合会によると、令和元年の日本茶生産に占める釜炒り茶の割合はわずか1%程度。釜炒り茶は、滅多にお目にかかれない希少なお茶なのです。
小野農園

因尾茶を代表する生産者のひとつ。本匠地域のお茶の生産を一挙に請け負っている因尾茶加工場の責任企業でもあります。堂ノ間地区にある農園では釜炒り茶の他にも和紅茶などの製品も作っています。
稗田茶園
稗田千公さんは因尾茶と椎茸の生産者です。


首藤園
首藤園は大正15年、佐伯市本匠因尾地区でお茶の栽培と製茶販売を始めました。佐伯市の中心、大手町に店舗を構え、また移動販売も精力的に行い、春祭りなどのイベントにも出店をしています。オーガニックにも積極的に取り組み、安心安全な有機栽培の因尾茶の販売もしています。


有限会社きらり(本匠農産物加工所)
有限会社きらりは佐伯市本匠の特産「因尾茶」などの加工・販売をしています。その中でも本匠農産物加工所 匠ではお餅や饅頭のほか、味噌、梅干し、らっきょうなどの加工品の製造・販売などを行なっています。地域で愛されるお菓子作りに取り組んでいます。特にお正月用の御餅は突機器を使い、昔ながらの味と粘りで予約がいっぱいになります。



